TourismBuilderのストーリー

TourismBuilderのメンバーはみんな日本が大好きです。美しく私たちを魅了するこの国での暮らしを楽しんでいます。家族や友人が日本に来てくれると私たちはツアーガイドになって一緒に楽しみながらいろんな場所へ案内します。そして世界中の人に日本がどんなに面白い場所かを伝えて、日本に来てもらいたいと思ったのです。このように日本が大好きな私たちは観光業界で仕事をするようになりました。

TourismBuilderを立ち上げる前は北海道の観光業界でカスタムウェブデベロップメントに数年携わってきました。当時のクライアントは、ホテル、温泉リゾート、スキーリゾート、市町村、観光地などいわゆるDMO (Destination Management Organization:デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)と呼ばれるものでした。ウェブデザイン会社としてウェブサイトをカスタムデベロップメントで製作し、デジタルマーケティング、最適化、SEO、SEM、オンライン広告の管理やコンバージョンの最適化、分析、PDCA、コンテンツ作成、翻訳に関するコンサルティングを提供していました。プロジェクトの多くは専門スタッフを要するものが多く、計画、開発、デザイン、コンテンツの作成には通常1000万円以上のコストがかかっていました。

クライアントと協力して北海道を観光デスティネーション化を推進する仕事はとても楽しかったのですが、私たちが手がけているカスタムデベロップメントが非効率的なのではないか?と思い始めました。そして近年のインターネット技術の進歩を使って何かもっと良い方法を取れるのではないか?と考えたのです。

ソリューションのパッケージ化

私たちはDMOのクライアントのニーズを評価しました。するとニーズには多くの共通点があることがわかりました。コンテンツやブランディング、それぞれのDMOが訴求するストーリは異なりますが、IA (Information Architecture:情報アーキテクチャ)や必要な技術はどこも同じだったのです。そうして、それぞれのクライアントにカスタム仕様でサービスを提供する代わりに、この共通な部分をパッケージ化して、クラウドホスティングで利用してもらえるサービスができるのではないか?というアイデアが生まれました。クライアントのメリットは開発期間がずっと短くて済むということ。私たちにとっては日本中そして世界中のより多くのDMOにこのサービスを提供できるようになるというメリットが考えられました。

数年の開発期間と数回のテストを経て、私たちはTourismBuilderソフトウェアを完成させました。ここからは、TourismBuilderの利用で解決できる多くのDMOが直面している共通の問題点をご紹介してまいります。

コンテンツ管理システム(CMS)

DMOクライアントのニーズでナンバーワンだったのは、日々のコンテンツの管理についてのソリューションでした。デスティネーションマーケティングはコンテンツマーケティングが全てです。興味深く魅力的なコンテンツで観光地のストーリーを語って旅行客を誘致する。そのためにはフレッシュでアップデートなコンテンツが必要になります。DMOのウェブサイトにはコンテンツはどんなにたくさんあってもいいのです!

そうはいっても、コンテンツ管理は簡単なものではありません。なので簡単に使えるツールが必要になるわけです。DMOのスタッフがウェブサイトのコンテンツを追加したいと思った時にウェブ担当者にいちいち作業をお願いするのは、時間もかかりますし非効率ですから、DMOでは組織内で簡単にコンテンツを作成したり、編集する機能を求めていたわけです。TourismBuilderはCMSにWordPressを採用しています。なぜならWordPressは日本でも世界でも人気が高く、セキュリティに最も強いCMSだからです。また日本語の情報も多くあります。

ビジュアルエディター

CMSを実装して素晴らしいスタート!と言いたいところですが、それだけでは不十分なことがよくあります。DMOでは素晴らしいテキストコンテンツをつくるだけはなく、ビジュアルでもサイト訪問者を惹きつける必要があるからです。グラフィックデザイナーやコーダーがスタッフにいなければ、組織内でウェブサイトのレイアウトやデザインをすることができません。この問題を解決すべく、TourismBuilderにはビジュアルエディターが実装されています。ビジュアルエディターを使えば、HTMLのコードを習う必要もなく、DMOの組織内でレイアウトの管理をすることができます。使い方も簡単で、ウェブサイトのフロントエンドからドラッグアンドドロップで好きなようにエレメントをページに追加するだけです。

翻訳ダッシュボード

次にDMOが直面する問題は言語の管理です。ほとんどのDMOでは訪問者が話す言語への知識がありません。日本のDMOウェブサイトが提供すべき言語は、英語、中国語、韓国語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、フランス語など・・訪問者のタイプによっては他の言語が必要になることももちろんあるわけです。そんな状況の中、日本のDMOで働くスタッフのほとんどは日本語しか話せないことが多く、その他に英語が話せるスタッフが少しいる程度です。そんな状況でどうやってコンテンツを多言語化することができるでしょうか?安心してください。TourismBuilderの翻訳ダッシュボードがその問題を解決します。簡単に使えるシステムで、DMOのサイトの全てのページをコントロールパネル一つで必要な言語に翻訳することができます。

TourismBuilderはオンライン翻訳サービス数カ所にAPIで紐付けられています。DMOが任意の翻訳サービスにアカウントを作成し、直接料金を支払うことで(TourismBuilderではお取次をしていません。)利用が可能になります。数回クリックするだけで、コンテンツはTourismBuilderのコントロールパネルから紐付けられた翻訳サービスへ送信することができ、希望の言語に翻訳されて戻ってきたら自動的にサイトに投稿される仕組みになっています。コピーアンドペーストや、翻訳者にメールを送る必要はありません。シンプルで効率的です。

翻訳された内容が原語に紐付けられていることで、多言語ウェブサイトが実現できます。サイト訪問者が自身の言語でページを閲覧し、そのページを友人に送った場合、その友人は言語を言語選択から選んで表示させることができます。海外からサイトを閲覧する訪問者にとってユーザーフレンドリーな機能ですね。加えてこのような相互につながっているページはSEOにも効果的です。

SEO

サイト訪問者がGoogle検索で簡単に見つけることができないDMOのウェブサイトは便利だと言い難いでしょう。DMOのウェブサイトはデスティネーションのキーワードで検索した場合、最上位に表示されることが重要です。私たちはクライアントがSEOの重要性を認識しつつも、検索エンジンに好かれるコンテンツをどうやって作成すれば良いのかわからないという点に気づきました。

この問題を解決するため、SEOエバリュエーションプラグインを実装しました。このプラグインを使えば、コンテンツにフォーカスキーワードを簡単に設定し、メタディスクリプションをカスタマイズすることができます。そしてコンテンツがSEOのベストプラクティスと一致するかどうかを評価できるようになっています。コンテンツに含まれるキーワードが不足しているあるいは少なすぎる、またコンテンツがうまく書けているかどうかをこのプラグインが評価してくれるのです。カラーインジケーターでウェブサイト上のそれぞれのページの状態が良いかどうかが一目で分かり、悪い場合はどのように改善すれば良いのかを教えてくれます。このプラグインを使えばDMOのスタッフはウェブサイト上のそれぞれのページの最適化を容易に行うことができます。

モバイルフレンドリー

スマートフォンやタブレットなどモバイル端末の利用者が世界中で増加していることからDMOのウェブサイトのモバイルフレンドリー化は必須です。ウェブサイトがパソコン、タブレット、スマートフォンなどすべての画面でストレスなく閲覧できるということが必要課題になっています。この課題をクリアするためには、ウェブサイト上のテキストや写真、コンテンツなどを自動的にユーザーの端末スクリーンサイズに合わせて最適化して表示させるレスポンシブウェブサイトを製作する必要があります。モバイルフレンドリー化をすることで、ウェブサイトページを素早くロードすることができ、重たいページで時間のかかるロードからユーザーの端末データの負担を解消することができます。

2015年3月にGoogleがモバイルフレンドリーを検索エンジンのアルゴリズムに組み込んでから、ウェブサイトのモバイルフレンドリー化が重要視され始めました。ユーザーの使いやすさのためだけでなく、検索エンジンで優位表示させることで旅行者がDMOのサイトを見つけやすくなるという点でもモバイルフレンドリー化が必須になったのです。

これは私たちのクライアントにとっての重要課題でした。この課題に対応するため、TourismBuilderを完全にモバイルフレンドリー化しました。DMOのウェブサイトのすべてのページが自動的にユーザーの端末スクリーンサイズに合わせて最適化されて表示され、可能な限り素早くロードすることができるようになりました。

ソーシャルメディアを活用する方法

Facebook、Pinterest、インスタグラムやトリップアドバイザーといったソーシャルメディアの人気が高まっていることで、コンテンツをソーシャルメディアに投稿するDMOにとってもそのメリットを最大化させることができるでしょう。しかし重要なのはソーシャルメディアの利用を始める際にコンバージョンの目標を設定することです。私たちはほとんどのDMOでコンテンツを閲覧した旅行者にどのような行動を起こさせたいのかを考えずにソーシャルメディアにコンテンツを投稿していることに気づきました。次のステップ何なのか?DMOは旅行者がFacebookに投稿した記事や写真に”いいね!”してもらうことだけを目的にしているのか?それとも記事や写真に”いいね!”した後にDMOのウェブサイトへのリンクをクリックして、旅行の計画を立てるための詳しい情報を得て欲しいのか?最初の行動というのはブランド構築を目的としてよいでしょう。まずデスティネーションへの興味を喚起するのに役立つからです。ですが、次の行動は旅行者がデスティネーションに訪れてくれるという実際のコンバージョンを目的とするべきです。

もう一つ、ウェブサイトとソーシャルメディアにそれぞれ異なるコンテンツを投稿して管理していくというのは 時間がかかりますし、効率が良くありません。コンテンツを効率的に管理し、ソーシャルメディアに投稿したコンテンツをウェブサイトへの訪問につなげる簡単な方法として、まずDMOのウェブサイトにコンテンツを投稿し、ソーシャルメディアにはウェブサイトへのリンクを貼ってウェブサイトに誘導することをおすすめしています。

アナリティクスレポーティング/ KPI

DMOがソーシャルメディアにおけるコンバージョン(ソーシャルメディアに投稿したコンテンツをいかにウェブサイト訪問に結びつけるか)をどのように考えるべきか?ということ同じようにウェブサイトのKPI(Key Performance Indicator: 重要業績評価指標)を考える必要があります。目標を達成するにはKPIを設定して業務のプロセスや進展の目安になるベンチマークの理解が必要になります。そうすればPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)を回してオペレーションの改善をすることができます。

目標の設定や目標に向けた戦略は個々のDMOにより異なるため、KPIの設定も当然違ったものになるでしょう。しかし旅行者を継続的に誘致していくという目標において、行わなくてはならない一連の行動はすべてのDMOに共通です。観光スポットへの興味を高めてもらう(旅行前)、旅行を計画し実際に来てもらう(旅行中)、再訪をうながし、旅行地を紹介してもらう(旅行後)。これらを評価するための6つのKPIはほとんどのDMOで使えます。
ウェブサイト訪問者数
デスティネーション旅行者数
旅行者数の傾向
一人当たりの旅行支出
旅行者の満足度
リピート率

これらのすべてのデータをウェブサイト上で追跡するのは難しいですが、それでも大量のデータを得ることは可能です。TourismBuilderにはウェブサイトのKPIを追うための最高のツールとしてGoogleアナリティクスのシンプルなダッシュボードを組み込んでいます。より踏み込んだ分析を希望されるクライアントには、Googleアナリティクスのコンサルティングをオプションサービスとして提供いたします。

クラウドホスティング/ CDN (コンテンツ配信ネットワーク)

モバイル端末でのロードの早さの需要性についてはモバイルフレンドリーの章でお伝えいたしました。これはインターネットのスピードが遅い国からサイトを訪問するユーザーにとって重要なことです。ページの読み込みに時間がかかりすぎてしまうと、サイトを見るのを諦めて離脱しまうからです。

TourismBuilderではウェブサイトのロードのスピードを確保するため、世界各国に数百のデータセンターを所有する世界最大規模のクラウドホスティングプロバイダーを利用しています。また、スピードをより向上させるために業界トップレベルで世界各国に115拠点のPoP(point of presence)を展開するCDN(コンテンツ配信サービス)を利用しています。これらによりTourismBuilderのページは数秒でロードが完了します。

上記のクラウドホスティングプロバイダーではスピードの確保に加えて、日々のデータバックアップを行うことができるため、TourismBuilderのクライアントサイトのバックアップデータを24時間前まで遡ることが可能です。

セキュリティ

ほとんどのDMOウェブサイトはWordpressやMovable TypeといったCMSで構築されていいます。そしてウェブデベロッパー側が提供するサーバーあるいはDMO側で所有しているサーバーを使ってホスティングをしています。常に最新の状態をキープできるのであれば、素晴らしいソリューションになりますが、DMOのクライアントでよくある例としてベンダーがCMSやプラグイン、セキュリティーソフトやウェブサーバーのOS、ウェブサーバーのソフトウエア関連のアップデートに迅速な対応ができていないという問題があります。DMO側でもウェブサーバーで稼働するWordpress やApache など、オープンソースのソフトウェアを常に最新バージョンにアップデートする必要性に気づいていないことがほとんどです。

世界中に存在するハッカー達はそういったソフトウェアのシステムの脆弱性を常に探して攻撃してきます。そのためソフトウェアのデベロッパーは、対応するセキュリティパッチを開発しソフトウェアのアップデートを行うのです。一つのアップデートを見過ごしてしまうことで甚大なセキュリティリスクに発展する可能性を常にはらんでいます。残念なことに、これまでには1年もの間アップデートをしていないDMOのシステムもありました。1年間もです!いつハッカーに攻撃されてもおかしくない重大なセキュリティリスクがあったということです。CMSの最新の機能を導入するために数年ごとにウェブサイトを”リニューアル”するだけでは不十分です。ウェブサイトのアップデートは毎日行うべきなのです。

ハッカー攻撃からサイトを守るための最強のセキュリティを提供するために、TourismBuilderのシステムは常に最新の状態をキープしています。セキュリティ関連のアップデートだけでなく、機能についてもTourismBuilderを利用しているDMOに常に最新バージョンを提供しています。毎日新しいウェブサイトが利用できるような感じですね!

サポート

TourismBuilderを利用すれば、DMOの組織内でコンテンツや翻訳の管理ができますし、セキュリティアップデートやバックアップといった重要なタスクは自動で行われますが、パスワードのリセットや使用方法を忘れてしまった場合や機能追加のリクエストなど、安心して運用するための備えを求める声が多々あります。すべてのTourismBuilderには営業日24時間対応のサポートチケットがついています。加えてユーザーマニュアルとFAQ(よくある質問)も提供しております。

フレキシブルな価格設定

TourismBuilderでは月契約または年契約の価格設定をお選びいただけます。価格はウェブサイトに盛り込むコンテンツ数とトラフィックのレベルまたKPIコンサルティングなどのオプションサービスの追加などによって変わります。小規模なDMOサイトであれば月額50,000円から、すでに世界規模で認知度の高い大規模なサイトですと月額400,000円位となります。

ニーズやご予算をご連絡ください。貴組織にとってベストなプランを提案させていただきます。

TourismBuilderについてお問い合わせください!

TourismBuilderをDMOのニーズに応えるものにするために私たちはこれまで努力を重ねてきました。既存のウェブサイトをTourismBuilderのシステムに移行あるいはサイトの新規立ち上げなどをご検討されていらっしゃる場合は、サイトの規模に関わらずTourismBuilderのご利用をおすすめいたします。詳細についてのお問い合わせやTourismBuilderのご利用を希望される場合は、サポートフォームからご連絡ください。

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